フリーターは就職できない?本気で就職するための方法と2つの成功事例





脱・フリーターを目指して進む道

 厚生労働省の調べによると、フリーターの割合は年々増加し現在では労働者全体の3分の1を超え、過去最高の水準となっています。それに加えて若年者の転職希望者も増加し、フリーターにとって就職への道はまさに茨の道と言えるでしょう。
やはりフリーターは仕事への責任が浅い分、その経験が長ければ長いほど、社会経験のある転職希望者や新卒者と比べると就職活動においてハンデを背負うことになります。覚悟を持って他の人とは違う就職活動、フリーターの強みを活かした就職活動をすることが、成功へと導くカギとなるのです。

フリーターにとっての強みとは

 フリーターと言えば企業が持つイメージはあまり良いものではありません。しかしフリーターにも強みはあります。フリーターは様々な職場を渡り歩き、あるいは掛け持ちしていた人も多く、様々な経験を積んでいます。いろいろなタイプの人と接してきたことによって、ヒューマンスキルが磨かれています。不利を逆手に取って、フリーターだったからこそ得ることができたスキルをアピールすることができるのです。また、大手企業では新卒者以外の中途採用は行っていないところが多いですが、実は中小企業では若年者を正社員としてなかなか確保できない問題を抱えているというデータがあります。「求めている能力を持った応募者が少ない」、「募集してもなかなか応募者が集まらない」と回答している中小企業もあり、新卒者の採用が困難でフリーターの採用を視野に入れている企業も多いのです。すでに職業経験があるため研修などのコストがあまりかからないこと、必要な数の人材が確保できることなど、フリーターを採用するメリットが企業側にもあるのです。

求める「良い人材」とは「良い人間性」ということ

 企業が求める「良い人材」というのは、学歴や経験・スキルではないようです。もちろんあるに越したことはありませんが、それよりも重視されているのは、「コミュニケーション能力」「積極性」「常識・マナー」「やる気」です。また、新卒者にはない柔軟な発想・対応力も求めています。例えば求人募集をして、フリーターと、何度か転職を繰り返したことのある人が面接を受けに来たとします。一見フリーターの方が不利に感じますが、採用者側から見るとさほどの違いはないのです。要はこの会社で働きたいという意欲がどのくらい強いかなど人間性を見ているため、そこをどうアピールできるかにかかっています。技術や知識は入社してからでも身につけることができるので、未経験というのは全くの弱点というわけではないのです。フリーターを経験して身に付けた能力を具体的なエピソードを交えて伝え、どうしてもこの仕事をしたいという熱意が伝わればチャンスは十分にあります。

フリーターの強い味方は転職サイト

 就職活動はまず求人情報を集めることから始まります。求人情報を扱っている媒体は次のようなものがあります。
・ハローワーク ・新聞の求人欄 ・就職情報誌 ・折り込み広告 ・転職サイト、エージェント
近年、利用者が増えているのが転職サイト・エージェントです。利用者が増えている理由は様々なメリットがあるからですが、まず上げられるのが求人の質の良さ、求人量の多さです。ハローワークは厚生労働省が運営している公的組織で、企業はハローワークを通して無料で求人募集を出すことができるので、賃金、労働条件はそれほど良くないことが多いのです。一方転職サイトは企業が掲載するには有料ですが、より良い人材を求めて転職サイトに求人を出す企業が増えています。転職サイトには様々な機能があります。無料で登録でき、自宅にいながら24時間いつでも自分の希望する求人情報を検索できるほか、豊富な情報の中から自分の希望する求人が出るとメールでお知らせを受け取れる機能があるなど、他の求人媒体にはない便利な機能があります。未経験者歓迎の求人も豊富にありますし、フリーター・既卒者のためのサイトもあります。
また、転職エージェントを利用すると、専任のアドバイザーが職務経歴書の書き方や面接の指導などもしてくれて、正社員の経験がない人も就職活動のノウハウを習得することができ、心強さも感じるでしょう。また、就職セミナーやガイダンスに参加することもできます。

転職サイトの利用で就職成功!

 実際に転職サイトを利用して見事就職を決めた利用者の声を聞いてみましょう。

<事例1>
飲食店で5年間アルバイトスタッフとして店長同様の仕事をしてきました。しかし社員登用の制度はなく、このままずっとアルバイトという形では将来への不安も感じ、正社員での飲食関係の仕事を探しました。面接では、顧客のニーズを拾いより良い店舗にするために提案した経験などを伝え、店長候補として入社することができ、年収も大きくアップすることができました。

★成功のポイント!
アルバイトでも一定期間責任のある仕事についていたことが評価されたポイントでしょう。またそこで経験したこと、工夫して取り組んだことをアピールすることによって企業側に興味をわかせたと言えます。

<事例2>
事務のアルバイトをしていました。伝票の整理や社員さんの手書きの原稿を元にパソコンで書類を作ったりと比較的簡単な事務仕事でしたが、そこでパソコンのスキルを磨いたので、正社員として事務の仕事に就きたいと考えていました。アルバイト経験しかなく資格もなかったのですが、職務経歴書の書き方や自己アピールのしかたを丁寧に指導してもらい、現在の会社に就職することができとても感謝しています。

★成功のポイント!
アルバイト生活の中で熱心に打ち込んだこと、目的意識を持って頑張ったことがあれば、それを認めてくれる採用者もいるはずです。応募企業の業務と関連づけてアピールすることが成功につながったポイントでしょう。

おわりに

 フリーターを経験したからこそできた経験や成長したことが必ずあるはずです。その経験を無駄にせず、新しい職場で必ず活かすという意欲を持って就職活動に取り組んでください。あなたの良さを評価してくれる企業が必ずあるはずです。